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繊細の精神 せんさいのせいしんesprit de finesse

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

繊細の精神
せんさいのせいしん
esprit de finesse

パスカルの言葉。幾何学的精神の対概念 (ブランシュビック版『パンセ』冒頭にある) 。いわば哲学する精神のことであり,パスカルは,その原理は日常用いられてはいるが,微妙で目につきにくく,よい目をもつことが肝要であるとしている。

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大辞林 第三版の解説

せんさいのせいしん【繊細の精神】

〘哲〙 パスカルの考えた人間精神の類型の一。多数のこまかな原理を一挙にとらえるしなやかな精神。 ↔ 幾何学的精神

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世界大百科事典内の繊細の精神の言及

【パスカル】より

…とくに51年父が亡くなり,その後妹のジャクリーヌ・パスカルJacqueline Pascal(1625‐61)が,彼の意志に反してポール・ロアイヤル修道院に入ると,彼は一見宗教に無関心な〈世俗時代〉を送ることになる。しかしこの間メレA.G.chevalier de Méréなどの社交界の人士との交友を通じて,人と人との自然で節度ある交わりを理想とする〈オネットムhonnête homme(紳士,教養人)〉のあり方に開眼し,〈幾何学的精神〉とは異なる〈繊細の精神〉で人間を観察することを学ぶ。同時に科学研究も精力的に続行し,〈大気の重さ〉と〈流体の平衡〉に関する論文を仕上げ(刊行1663),さらに賭博の賭金の分配のしかたをめぐってメレから受けた質問に端を発してフェルマーとともに確率の問題を論じ,その成果として《数三角形論》(刊行1665)を著した。…

※「繊細の精神」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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