幾何学的精神(読み)キカガクテキセイシン

デジタル大辞泉 「幾何学的精神」の意味・読み・例文・類語

きかがくてき‐せいしん【幾何学的精神】

パスカル用語幾何学方法に示されるように、少数原理から出発して秩序正しく推論を継続していく合理的な認識の精神。⇔繊細の精神

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精選版 日本国語大辞典 「幾何学的精神」の意味・読み・例文・類語

きかがくてき‐せいしん【幾何学的精神】

  1. 〘 名詞 〙 ( [フランス語] esprit géométrique の訳語 ) パスカルの用語。幾何学におけるように、いっさいの事柄を定義し証明していこうとする考え方。人間的な事柄の機微を一挙に見てとる繊細の精神と対立する。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「幾何学的精神」の意味・わかりやすい解説

幾何学的精神
きかがくてきせいしん
esprit géométrique

パスカル言葉。ブランシュビック版『パンセ冒頭繊細の精神と対比して語られ,また『幾何学的精神について』という小論もある。精神の働きのうち,抽象的原理より出発して方法に従って厳密な演繹的推論を行う理性的側面をさす。

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