日本歴史地名大系 「織田信長居館跡」の解説
織田信長居館跡
おだのぶながきよかんあと
信長は永禄一〇年(一五六七)の入城後、直ちに壮麗な居館建設に着手したらしく、同一二年岐阜に来たルイス・フロイスは、館の様子を詳しく記述している。「日本史」に「宮殿は非常に高いある山の麓にあり、(中略)驚くべき大きさの截断されない石の壁がそれを取り囲んでいます。第一の内庭には、劇とか公の祝祭を催すための素晴しい材木でできた劇場ふうの建物があり、(中略)広い石段を登りますと、ゴアのサバヨのそれより大きい広間に入りますが、前廊と歩廊がついていて、そこから
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報