繕い物(読み)ツクロイモノ

デジタル大辞泉 「繕い物」の意味・読み・例文・類語

つくろい‐もの〔つくろひ‐〕【繕い物】

衣服の破れなどをつくろうこと。また、その衣服。
[類語]仕立て裁縫縫い物針仕事手芸編み物刺繍

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精選版 日本国語大辞典 「繕い物」の意味・読み・例文・類語

つくろい‐ものつくろひ‥【繕物】

  1. 〘 名詞 〙 破損していて、直す必要のある物。また、その物を直すこと。特に、衣類の破れ、綻びなどを直すこと。
    1. [初出の実例]「船具の繕(ツクロ)ひ物をしてゐた」(出典海神丸(1922)〈野上彌生子〉)

つくろい‐ものつくろひ‥【繕者・繕物】

  1. 〘 名詞 〙 表面をとりつくろっているもの。にせもの。くわせもの。
    1. [初出の実例]「たまたま誠の賢人あれども、虎を画がきて狗に類する如くつくろひもの也と言ひ立つれば」(出典:仮名草子・浮世物語(1665頃)三)

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