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手芸 しゅげいhandicrafts

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

手芸
しゅげい
handicrafts

大量生産を目的とせず,装飾的効果や個人的趣味性を重んじる手先技芸。刺繍,編物織物染色,人形,袋物造花などが含まれる。一般に時間的な制約経済性を度外視するため,その時代の最新の手法によらないで,比較的初歩的な用具類だけを用いる場合が多い。多くは家庭で行われるが,これを職業とする専門家もいる。

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デジタル大辞泉の解説

しゅ‐げい【手芸】

手先でする技芸。刺繍(ししゅう)・編物・人形作りなど。「手芸品」

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世界大百科事典 第2版の解説

しゅげい【手芸】

一般には家庭内で布や糸,針などを用い手作業によって加工,加飾を行い,室内装飾品や衣服などの装飾品を製作することをいう。手わざ,手仕事手工,手技(伎),技芸,マニュアル・アートmanual art,ハンディクラフトhandicraft,ハンディワークhandiworkなどの呼称がある。手芸の技術には多くの種類があるが,表現の形態から二つのタイプに分けられる。まず,その技術で物の形が加工されるものを独立手芸と呼び,織物,編物(レース類を含む),袋物細工物(皮革,ビーズ,押絵つまみ(摘)細工),造花,人形細工などが含まれる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

手芸
しゅげい

刺しゅうや編物など、手先でする技芸をいう。[市川久美子]

歴史

手芸は、人類の日常生活の必要性から自然発生的におこったはずで、これはほかの工芸と同じである。衣服の補強や修理に端を発し、動物や魚類の骨を針として用い、布の両端を縫い合わせたり、2枚に重ねたりすることから始まった。また、皮革の端を切ってフリンジをつくったり、残り布を細かく切って糸状にし、編んだり結んだりして用いた。古代エジプトやバビロニアなどで行われていたことは、その発掘物から推察することができる。
 日本の手芸が学校教育(尋常小学校)に取り入れられたのは1872年(明治5)学制頒布のときであるが、女学校では1870年に横浜の現在のフェリス女学院が西洋刺しゅう、西洋編物を教授したのが始まりである。当時は裁縫(和服)が重要な部分を占めていた。手芸が教科として、またその一部分として明示されたのは1895年のことで、このとき西洋手芸も課するようになった。やがて服装が洋風化したことによって手芸の内容も変化し、第二次世界大戦後、洋裁学校が増加し、1976年(昭和51)から洋裁専門学校の設立も増え、服飾手芸が洋裁教育に取り入れられている。また現在では一般教育でも、小学校から家庭科教育の一環としてカリキュラムに組まれており、専門科目として短期大学や大学の家政学部教育にも及んでいる。[市川久美子]

種類

刺しゅう、編物、染色、レース、造花、ビーズ、織物、製帽、皮革手芸、木の実手芸、竹手芸、糸手芸、紐(ひも)手芸、人形手芸、袋物、縫いぐるみなどがあるが、大別すると二つに分けられる。
(1)服飾手芸 被服構成には欠かすことのできない重要な役割をもち、衣服にアクセントをつける。種々の刺しゅう、レースなど編む技法を用いることも多い。衣服に用いることもできる。
(2)室内装飾手芸 室内空間を種々の手芸の技法によって装飾する場合と、テーブルクロスなどのように実用と装飾とを併用した装飾とがある。
 服飾手芸、室内装飾手芸とも、場合によっては機械でつくられたものと結び付きながら、手芸品はもっとも審美的な生活芸術として存在し続けている。[市川久美子]

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