繰越す(読み)クリコス

デジタル大辞泉 「繰越す」の意味・読み・例文・類語

くり‐こ・す【繰(り)越す】

[動サ五(四)]
その期間に済まなかった物事を次へ送る。
会計上、繰り越しをする。「残額を来月分へ―・す」
[類語]余る残す余す浮かす余りある有り余るだぶつく

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「繰越す」の意味・読み・例文・類語

くり‐こ・す【繰越】

  1. 〘 他動詞 サ行五(四) 〙
  2. 順に次に送る。次へまわす。
    1. [初出の実例]「耳川のかたへ人数をくりこしければ」(出典:大友記(17C前)豊州勢高城を責事)
  3. 会計で、繰り越しをする。
    1. [初出の実例]「年度内に其の経費の支出を終らざりしものは之を翌年度に繰越し使用することを得」(出典:会計法(明治二二年)(1889)二十一条)

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