繽紛(読み)ヒンプン

大辞林 第三版の解説

ひんぷん【繽紛】

( トタル ) [文] 形動タリ 
細かいものが多く入り乱れるさま。 「前後錯乱して脚色すじ整はず事序-として情通ぜず/小説神髄 逍遥
花や雪などが乱れ散るさま。 「落花自ら-たり/太平記 15

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精選版 日本国語大辞典の解説

ひん‐ぷん【繽紛】

〘名〙 (形動タリ)
① 多くの物が入り乱れて盛んなさま。
懐風藻(751)侍宴〈藤原総前〉「錯繆殷湯網、繽周池蘋」
※霊異記(810‐824)下「天の星悉く動き、繽紛とまがひ飛び遷る」 〔楚辞‐離騒〕
② 特に、花・雪などが乱れ散ること。また、そのさま。
※三教指帰(797頃)下「飄埃脆体、機散之朝、与春花以繽紛」
太平記(14C後)一五「落花自繽紛(ヒンフン)たり」

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