羅牧(読み)らぼく(その他表記)Luó Mù

改訂新版 世界大百科事典 「羅牧」の意味・わかりやすい解説

羅牧 (らぼく)
Luó Mù
生没年:1622-?

中国,清代初期の画家。字は飯牛。号は雪庵。江西省寧都の人。南昌に移り住んだ。詩書をよくし,製茶の技術に長じた。山水画は魏石牀に学び,董源(とうげん),黄公望筆意を得たというが,明末の董其昌の影響が顕著で,甜俗(てんぞく)で文人気風に欠けるとも批評される。江西派の祖とされる。1706年(康熙45)までの活動は知られるが,没年は不明。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「羅牧」の意味・わかりやすい解説

羅牧
らぼく
Luo Mu

[生]天啓2(1622)
[没]康煕45(1706)以後
中国,清初の文人画家。寧都 (江西省) の人で,南昌に寓居。字は飯牛,号は雲庵。一生在野で過し,詩,書画に巧みで製茶もよくした。山水画を得意とし明晰な筆描と墨色をもって個性的な様式を完成,江西派の祖と称された。

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