羅網(読み)ラモウ

デジタル大辞泉 「羅網」の意味・読み・例文・類語

ら‐もう〔‐マウ〕【羅網】

鳥を捕らえるあみ。
浄土天界にあるとされる、宝珠を連ねた網。また、仏殿仏像を飾る荘厳具。

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精選版 日本国語大辞典 「羅網」の意味・読み・例文・類語

ら‐もう‥マウ【羅網】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 鳥を捕獲する網。
    1. [初出の実例]「右射水郡古江村取獲蒼鷹〈略〉於是張設羅網乎非常幣神祇乎不虞也」(出典万葉集(8C後)一七・四〇一五・左注)
    2. [その他の文献]〔淮南子‐主術訓〕
  3. 仏語。宝珠を編みつらねた網。浄土や天界にあるとし、仏殿や仏像の上に掛けて荘厳具とする。宝網。
    1. [初出の実例]「無量宝絞絡。羅網遍虚空」(出典:往生要集(984‐985)大文二)
    2. [その他の文献]〔阿彌陀経〕

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普及版 字通 「羅網」の読み・字形・画数・意味

【羅網】らもう(まう)

あみ。刑罰をいう。唐・杜甫〔李白夢む、二首、一〕詩 故人、我がに入る 我が長く相ひ(おも)ふをらかにす らくは生の魂に非ざらん 路くして測るべからず~君、今羅に在り 何を以てか、

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