デジタル大辞泉 「美し」の意味・読み・例文・類語 い・し【▽美し】 [形シク]1 よい。すばらしい。見事である。「鞠は―・しいものかな」〈弁内侍日記〉2 巧みである。じょうずだ。「歌の音こゑのよさよ、―・しう―・しうとほめられたり」〈盛衰記・一七〉3 美味だ。おいしい。「―・しかりしときは夢窓にくらはれて」〈太平記・二三〉4 殊勝だ。けなげだ。あっぱれだ。「いかがはからひ申さんと申し上ぐれば、おお、―・しくもしたんなれ」〈浄・盛衰記〉[補説]中世から「いしい」の形となり、現在では接頭語「お」をつけて、もっぱら美味の意を表す。→おいしい 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「美し」の意味・読み・例文・類語 うまし【味・美・甘】 〘 形容詞シク活用 〙 人または事物に対する満足や賛美の気持を表わす。すばらしい。よい。りっぱだ。[初出の実例]「乃ち無目籠(まなしかたま)を作りて、彦火火出見尊を籠の中に内(い)れ、之を海に沈む。即ち自然(おのづからに)可怜(ウマシ)小汀(はま)有り〈可怜、此をば于麻師(ウマシ)と云ふ。汀、此をば波麻(はま)と云ふ〉」(出典:日本書紀(720)神代下) うつくし【美・愛】 〘 形容詞シク活用 〙 ⇒うつくしい(美・愛) うるわしうるはし【美・麗】 〘 形容詞シク活用 〙 ⇒うるわしい(美) くわしくはし【美・細・詳・委・精】 〘 形容詞シク活用 〙 ⇒くわしい(美) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例