美言(読み)ビゲン

デジタル大辞泉 「美言」の意味・読み・例文・類語

び‐げん【美言】

よい言葉嘉言かげん
信実より出るの―にして」〈織田訳・花柳春話
巧みに飾った言葉。うまい言葉。甘言。「美言にまどわされる」

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精選版 日本国語大辞典 「美言」の意味・読み・例文・類語

び‐げん【美言】

  1. 〘 名詞 〙
  2. よいことば。りっぱなことば。嘉言善言
    1. [初出の実例]「先聖美言、祖師遺冊」(出典:性霊集‐奥書(1079))
    2. [その他の文献]〔老子‐六二〕
  3. たくみに飾ったことば。うまいことば。甘言。
    1. [初出の実例]「美言(ビゲン)をもて曚雲に説惑(ときまどは)され」(出典読本椿説弓張月(1807‐11)拾遺)
    2. [その他の文献]〔漢書‐蕭望之伝〕

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普及版 字通 「美言」の読み・字形・画数・意味

【美言】びげん

佳言。また、飾った言。〔老子、八十一〕信言は美ならず、美言は信ならず。

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