老人医療費(読み)ろうじんいりょうひ

百科事典マイペディアの解説

老人医療費【ろうじんいりょうひ】

1973年に政府は老人福祉法を改正し,老人医療費公費負担制度を導入した。いわゆる老人医療費無料化といわれるものである。その後1983年に老人保健法が施行され,この制度は廃止され,老人医療費については公費のほかに各医療保険制度が一定の拠出金を負担するようになった。老人医療費の対象は70歳以上の者か,65歳以上の者でねたきり等の老人となっている。高齢化社会の進展に伴い国民医療費のうち老人医療費の割合が年々高まり,そのあり方が問題となってており,1997年の老人保険法改正では医療費の患者負担が引き上げられた。2000年4月からは介護保険がスタートしたが,これは40歳から一定額を支払うもので,老人医療費を軽減する狙いもある。
→関連項目診療報酬点数老人保健施設

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報