老生(読み)ロウセイ

デジタル大辞泉 「老生」の意味・読み・例文・類語

ろう‐せい〔ラウ‐〕【老生】

[名]
年寄り。老人
年をとった書生
[代]一人称人代名詞。年をとった男性自分をへりくだっていう語。多く手紙文に用いる。「老生も元気でおります」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「老生」の意味・読み・例文・類語

ろう‐せいラウ‥【老生】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙
    1. としより。老人。
      1. [初出の実例]「七々頽齢是老生、誓云未死遂成名」(出典菅家文草(900頃)二・賀丹誼)
    2. 年とった書生。老措大。〔魏志‐管輅伝〕
  2. [ 2 ] 〘 代名詞詞 〙 自称。老人が自分をへりくだっていう語。
    1. [初出の実例]「老生遠路旅行再会難期」(出典:実隆公記‐延徳三年(1491)四月二九日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「老生」の読み・字形・画数・意味

【老生】ろうせい

拙老

字通「老」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android