聖護院大根(読み)ショウゴインダイコン

デジタル大辞泉 「聖護院大根」の意味・読み・例文・類語

しょうごいん‐だいこん〔シヤウゴヰン‐〕【聖護院大根】

ダイコンの一品種。根は丸みを帯びて大きく、柔らかくて甘い。原産地京都聖護院

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精選版 日本国語大辞典 「聖護院大根」の意味・読み・例文・類語

しょうごいん‐だいこんシャウゴヰン‥【聖護院大根】

  1. 〘 名詞 〙 ダイコンの栽培品種京都市左京区聖護院の原産。根は胴が著しく張った楕円形で長さ三〇センチメートル、径二〇センチメートルぐらいになる。肉は緻密で甘く、煮物漬物にする。京都や近江中心に栽培される。

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事典 日本の地域ブランド・名産品 「聖護院大根」の解説

聖護院だいこん[根菜・土物類]
しょうごいんだいこん

近畿地方京都府地域ブランド
京都市で生産されている。およそ160年前、聖護院の農家が、尾張長大根から作りだしたもの。採種を続けるうちに短形の丸い大根が生まれた。苦みがなくほんのり甘い。長時間炊いても煮崩れしないため、ふろふきだいこんやおでんにして食べられる。京の伝統野菜

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世界大百科事典(旧版)内の聖護院大根の言及

【聖護院】より

…また8月1日の山伏行列は,この日,全国から集まった数千の山伏が大峰入りをするため,旗をたて,法螺貝を吹きながら,みやこ大路を当寺から京都駅までねり歩くもので,当寺の名物となっている。なお,土地の名産にかつて聖護院大根があり,千枚漬などに用いられたが,現在では上賀茂や滋賀県下で栽培されている。本山派【藤井 学】。…

※「聖護院大根」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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