聖金曜日(読み)せいきんようび(その他表記)Good Friday

翻訳|Good Friday

改訂新版 世界大百科事典 「聖金曜日」の意味・わかりやすい解説

聖金曜日 (せいきんようび)
Good Friday

キリスト教教会暦における聖週間と〈聖なる三日間〉の中で,キリスト受難と死をとくに記念する日。この日の典礼は,古代エルサレムの習慣から発展したもので,キリストの死の時間に(午後3時から),いっさいの装飾を除いた祭壇の前にひれ伏し,悲しみと沈黙のうちに始まる。《ヨハネによる福音書》の受難の朗読が行われ,教会をはじめ,人類のすべての共同体のために共同祈願がささげられる。そのあと,十字架崇敬賛美が続き,交わりの儀(主の祈り聖体拝領)をもって終わる。
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デジタル大辞泉プラス 「聖金曜日」の解説

聖金曜日

キリスト教の祭日。復活祭前の金曜日イエス・キリスト磔刑による受難を記念する。「受難日」「受苦日」ともいう。正教会では「聖大金曜日」。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「聖金曜日」の意味・わかりやすい解説

聖金曜日
せいきんようび

受難日」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内の聖金曜日の言及

【受難】より

…キリスト教会では,エルサレム入城の日曜日を〈枝の主日〉,その日から復活祭の前日までの1週間を〈聖週間〉と呼ぶ。磔刑の日とされる,その週の金曜日を〈聖金曜日(受難日)Good Friday〉として記念し,典礼を行う。
[受難図]
 受難の苦しみを追体験することは信仰の基礎であるため,受難のありさまは古くから美術の重要な主題となった。…

【受難】より

…キリスト教会では,エルサレム入城の日曜日を〈枝の主日〉,その日から復活祭の前日までの1週間を〈聖週間〉と呼ぶ。磔刑の日とされる,その週の金曜日を〈聖金曜日(受難日)Good Friday〉として記念し,典礼を行う。
[受難図]
 受難の苦しみを追体験することは信仰の基礎であるため,受難のありさまは古くから美術の重要な主題となった。…

※「聖金曜日」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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