(読み)カワ

デジタル大辞泉「皮」の解説

かわ〔かは〕【皮】

動植物の肉・身を包んでいる外側の膜。表皮。「みかんのをむく」「さめ」「魚のをはぐ」
物の表面にあって、中身を覆ったり包んだりしているもの。「饅頭まんじゅう
物事の表面にあって、本質を覆っているもの。「欲の」「化けのをはがす」
[下接語]厚皮甘皮粗皮薄皮うその皮うばうわ鬼皮帯皮辛皮唐皮くり黒皮渋皮しり白皮杉皮竹の皮つまつらの皮生皮化けの皮ばち腹の皮一皮糸瓜へちまの皮松皮的皮身の皮桃皮(がわ)裏皮黄皮毛皮さめ鹿しか敷皮わに
[類語]皮膚はだえ肌膚きふ地肌じはだ上皮うわかわ外皮がいひ表皮ひょうひスキン

ひ【皮】[漢字項目]

[音](漢) [訓]かわ
学習漢字]3年
〈ヒ〉
動植物の体表をおおう組織。かわ。「皮下皮革皮脂皮癬ひぜん皮肉皮膚果皮外皮牛皮桂皮けいひ原皮樹皮獣皮植皮真皮脱皮表皮面皮羊皮紙
うわべ。「皮相
〈かわ(がわ)〉「皮算用甘皮上皮毛皮渋皮生皮鰐皮わにがわ
[難読]秦皮とねりこ皮蛋ピータン檜皮ひわだ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典「皮」の解説

ひ【皮】

〘名〙
② 「皮・肉・骨」と対比して、諸芸の風体を比喩的に表わす。
(イ) 書道で、柔らかな感じの書体をいう。
※愚秘抄(1314頃)鵜本「さてもある人の手跡の事をかき侍る物に〈〉強きは骨、やさしきは皮、愛あるは肉なるべし」
(ロ) 能楽で、生来の素質に恵まれた者が、稽古習道をしぬいたうえで発揮される、安定して美しく完成された舞姿。
※至花道(1420)皮・肉・骨の事「、此芸態に、皮(ヒ)・肉・骨の在所をささば、〈略〉この品々を長じて、安く美しく極まる風姿を、皮(ヒ)とや申べき」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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