肥壺(読み)コエツボ

精選版 日本国語大辞典 「肥壺」の意味・読み・例文・類語

こえ‐つぼ【肥壺】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 大小便を受けるために、便所にすえるつぼ。こやしつぼ。
    1. [初出の実例]「衛生車を入れんことには肥壺(コエツボ)があふれてしもう」(出典:雪の下の蟹(1969)〈古井由吉〉)
  3. こえだめ(肥溜)
    1. [初出の実例]「ひなたが背戸さあの糞壺(コエツボ)のうひんまたげても、ぶっさける年でもござんない」(出典:滑稽本・田舎草紙(1804)三)

こやし‐つぼ【肥壺】

  1. 〘 名詞 〙こえつぼ(肥壺)和英語林集成初版)(1867)〕
    1. [初出の実例]「村も人家も田中の肥料壺(コヤシツボ)も残りなく露はれ」(出典:自然と人生(1900)〈徳富蘆花〉自然に対する五分時)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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