肩山(読み)かたやま

精選版 日本国語大辞典 「肩山」の意味・読み・例文・類語

かた‐やま【肩山】

〘名〙
駕籠(かご)かきが肩の位置をかえること。また、そのときにかける掛け声
常磐津戻駕色相肩(戻駕)(1788)「をれこみじゃ、がってんじゃ、かた山ぢゃ、がってんじゃ」
衣服が肩の位置で前後にたれ下がるときの中心部分。前身頃後身頃境目
新西洋事情(1975)〈深田祐介〉泣いてパリ馬謖を斬る「衣服ときたら、ワイシャツの襟もと、上着の肩やま、どこもかしこも全然サイズが合っていないんです」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「肩山」の意味・読み・例文・類語

かた‐やま【肩山】

衣服の、前身頃みごろと後身頃の肩での境目。

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