肩牆(読み)ケンショウ

関連語 名詞 項目

精選版 日本国語大辞典 「肩牆」の意味・読み・例文・類語

けん‐しょう‥シャウ【肩牆】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「牆」は囲いの意 )
  2. 低い垣根。〔安石榴賦〕
  3. 戦場で、砲手および砲車などを敵の攻撃から掩護(えんご)するために、土で築く囲い。〔五国対照兵語字書(1881)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「肩牆」の読み・字形・画数・意味

【肩牆】けんしよう(しやう)

低い垣根。〔論語、子張〕(こ)れを宮牆に譬ふるに、賜(子貢の名)の牆はべり。室家の好を(うかが)ひ見る。夫子の牆は數仞。其の門を得て入らざれば、宗の美、百官の富なるを見ず。

字通「肩」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android