肴核(読み)こうかく

精選版 日本国語大辞典 「肴核」の意味・読み・例文・類語

こう‐かくカウ‥【肴核】

  1. 〘 名詞 〙 酒のさかなと果物料理馳走(ちそう)
    1. [初出の実例]「肴核(かウカク)四陳、何用介象之釣」(出典:詩序集(1133頃)佳遊不限年詩序〈大江通景〉)
    2. 「肴核(カウカク)狼藉飛び箸転がるの秋となった」(出典:油地獄(1891)〈斎藤緑雨〉一)
    3. [その他の文献]〔左思‐蜀都賦〕

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普及版 字通 「肴核」の読み・字形・画数・意味

【肴核】こう(かう)かく

ごちそう。肴は魚鳥などの肉。核は果物。宋・軾〔赤壁の賦〕肴に盡きて杯盤狼(らうぜき)たり。相ひ與(とも)に舟中に枕(ちんしゃ)して、東方に白むを知らず。

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