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肺好酸球性肉芽腫症(肺ヒスチオサイトーシスX) はいこうさんきゅうせいにくげしゅしょうはいひすちおさいとーしすえっくすPulmonary Eosinophilic Granuloma (Pulmonary Histiocytosis X)

家庭医学館の解説

はいこうさんきゅうせいにくげしゅしょうはいひすちおさいとーしすえっくす【肺好酸球性肉芽腫症(肺ヒスチオサイトーシスX) Pulmonary Eosinophilic Granuloma (Pulmonary Histiocytosis X)】

[どんな病気か]
 ヒスチオサイトーシスXと呼ばれる組織球系の特殊な細胞のほかに、好酸球(こうさんきゅう)(白血球(はっけっきゅう)の一種)、リンパ球などからなる直径1~数mmの細胞集団(肉芽腫(にくげしゅ))が肺や気管支の壁(とくに細気管支(さいきかんし)の壁)にできるもので、まれな病気です。
 多くの場合、自覚症状(せきやたん)が少なく、健康診断時に撮影した胸部X線写真から偶然に見つかることがあります。また、蜂巣肺(ほうそうはい)(胸部X線写真に、蜂の巣のように多数の小さな嚢胞(のうほう)の集団に変化したものがみられる肺)の嚢胞が破れて、気胸(ききょう)をおこして見つかることもあります。
 まれな病気ですが、30~40歳代の喫煙者に比較的多いといわれています。原因は不明です。
 症状がある場合は、からせき(たんをともなわないせき)がもっともよくみられます。呼吸困難、胸痛などの一般的な症状がある場合もあります。
[検査と診断]
 診断を確定するために肺の組織の小片を採取し(これを肺生検(はいせいけん)といいます)顕微鏡で調べる病理組織学的検査が行なわれます。
[治療]
 約半数は、自然に、または炎症を抑えるステロイド(副腎皮質(ふくじんひしつ)ホルモン)薬の使用によって改善し、悪化が阻止されるといわれています。
 しかし、小児期に発病したものや、蜂巣肺にまで進んだものでは、治療は困難です。

出典|小学館家庭医学館について | 情報

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