胡桃色(読み)クルミイロ

精選版 日本国語大辞典 「胡桃色」の意味・読み・例文・類語

くるみ‐いろ【胡桃色】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 胡桃の樹皮を煎じてとった染料で染めた色。薄い褐色。
  3. 紙の色の一つ。表は黄がかった薄赤色で、厚いものは裏が白くなっているものをいう。
    1. [初出の実例]「くるみいろの紙にかきて、色かはりたる松につけたり」(出典:蜻蛉日記(974頃)中)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

色名がわかる辞典 「胡桃色」の解説

くるみいろ【胡桃色】

色名の一つ。クルミ科クルミの樹皮や果皮を染料として染めた淡い茶色平安時代には、すでに布地や紙の染色に使われていた。かさね色目いろめの名でもあり、表は香色こういろ、裏は英名ウォルナット(walnut)はクルミの殻の色で、胡桃色とは由来が違う。

出典 講談社色名がわかる辞典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む