胡鞍鋼（読み）コ・アンコウ

現代外国人名録2016

胡 鞍鋼
コ・アンコウ
Hu An-gang

職業・肩書

経済学者 清華大学公共管理学部教授・国情研究センター長

国籍

中国

生年月日

1953年

出身地

遼寧省鞍山

専門

中国政治経済論

学位

経済学博士(エール大学)〔1991年〕, 工学博士(中国科学院自動化研究所)

経歴

文化大革命で農民、労働者の生活を経験。1978〜88年国内の複数の大学で研究。’91年エール大学で経済学博士号を取得。’93年帰国。中国科学院生態環境研究センター研究員、同国情分析室主任。のち清華大学教授。マサチューセッツ工科大学客員研究員、早稲田大学客員教授なども歴任。中国の経済、政治、社会を総合的に捉える“国情研究”の第一人者で、中国を代表するオピニオンリーダーの一人。著書に「かくて中国はアメリカを追い抜く―胡錦涛 温家宝体制の戦略」「国情報告 経済大国中国の課題」「中国のグリーン・ニューディール」「中国集団指導制」、共著に「2030年中国はこうなる」など。2000年6月国際交流会議で来日。

出典　日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」

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胡鞍鋼【こあんこう】

中国の政治経済学者。遼寧省鞍山の出身。現代中国の代表的な経済学者。河北省鉱冶学院（現唐山理工大学），北京科技大学，中国科学院自動化研所で学ぶ。その後91年，イェール大学経済学部で研究生活を送り，帰国して，中国科学院，清華大学国情研究センター主任，教授。《中国政治経済史論》（2008年）は，現代中国の経済発展と中華人民共和国成立以降の政治過程のダイナミズムを客観的・歴史的に分析，建国直後の七年間を党内民主と経済発展の黄金期と指摘するなど独自の視点で経済発展を叙述し高い評価を得た。

出典　株式会社平凡社