能芸(読み)ノウゲイ

デジタル大辞泉 「能芸」の意味・読み・例文・類語

のう‐げい【能芸】

田楽猿楽狂言などの芸能
才能技芸。芸能。また、身につけた芸。
和漢の才に皆ひでて、その外の―とりどりに人に勝れたり」〈愚管抄・四〉

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精選版 日本国語大辞典 「能芸」の意味・読み・例文・類語

のう‐げい【能芸】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 才能や技芸。芸能。
    1. [初出の実例]「和漢の才にみなひでて、その外の能芸とりどりに人に勝れたり」(出典:愚管抄(1220)四)
  3. 身についた芸。芸事。芸能。
    1. [初出の実例]「たまたま学する者は、皆仏法を能芸(ノウゲイ)として、渡世の為、誑惑(わうわく)の手立とせり」(出典妻鏡(1300頃か))
  4. 田楽・猿楽・狂言をいう。
    1. [初出の実例]「抑、能芸において、妙所と申さん事」(出典:花鏡(1424)妙所之事)

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