病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版 「脂質異常症治療剤」の解説
脂質異常症治療剤(脂質代謝改善剤)
血液中には、コレステロール、トリグリセリド(中性脂肪)、リン脂質、遊離脂肪酸という4種類の脂質が含まれています。
このうち、悪玉コレステロールが多い状態を高LDLコレステロール血症、善玉コレステロールが少ない状態を低HDLコレステロール血症、トリグリセリドが多い状態を高トリグリセリド血症といい、脂質異常症と総称しています。脂質異常症は、動脈硬化を発生・進行させます。
脂質異常症を改善させる薬が脂質異常症治療剤で、LDLコレステロール(動脈硬化を進行させる悪玉コレステロール)の発生を抑えるもの、HDLコレステロール(動脈硬化を改善させる善玉コレステロール)の量を増やしてLDLコレステロールを減らすもの、トリグリセリドを減らすもの、コレステロールとトリグリセリドの両方を減らすものなど、いろいろな薬があります。
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