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脳の本ブーム のうのほんぶーむ

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知恵蔵の解説

脳の本ブーム

脳に関係する本の最初のブームは1990年代半ば。95年発売の春山茂雄『脳内革命』(サンマーク出版)が、翌年には累計350万部で戦後ベストセラー第3位のメガヒットを飛ばしたことから、脳関係の新刊が医学書を除いても年間100点超へと一気に増えた。今日のブームは2000年から。脳の男女差を説いたアラン・ピーズ他『話を聞かない男、地図を読めない女』(主婦の友社)が翌01年春には累計150万部。脳関係の新刊も300点を超えた。そして03年3月発売の養老孟司『バカの壁』(新潮新書)が1年間で311万部と新書部数の史上最高を記録してブームを後押し。03年11月から05年2月にかけては『川島隆太教授の脳を鍛える大人の計算ドリル』『川島隆太教授の脳を鍛える大人の音読ドリル』(くもん出版)がそれぞれ100万部超の大ヒット。同時に川島が関わった携帯ゲームソフト『脳を鍛える大人のDSトレーニング』など脳トレシリーズが大人気で、その関係書も続々とヒットした。学習療法の研究者として名を成した川島の著書は01年から07年まで40社から150点超。同時期に脚光を浴びてきた脳科学者の茂木健一郎の著書は23社から約60点。彼ら新しいスターの登場が脳の本ブームに拍車をかけた。脳の本は多様なジャンルにわたって出版され、その新刊点数は03年450点超、04年500点、05年600点超、06年800点超、07年800点弱に上る。

(村上信明 出版流通ライター / 2008年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」
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