六訂版 家庭医学大全科 「腎実質性高血圧」の解説
腎実質性高血圧
じんじっしつせいこうけつあつ
Renal parenchymal hypertension
(循環器の病気)
原因は何か
二次性高血圧のなかでは最も頻度の高いもので、全高血圧の2~5%を占めます。腎臓病、糖尿病、
症状の現れ方
高血圧による特徴的な症状はなく、原疾患による症状が前面に現れます。
検査と診断
血液検査に加え、
治療の方法
現在のところ、慢性腎疾患の発症を予測し、予防することは難しい状況です。したがって、透析が必要になる末期
降圧目標は130/85㎜Hg未満とし、1日の尿蛋白排泄量が1g以上の高度な尿蛋白があるものでは、腎機能に注意しながら125/75㎜Hg未満にコントロールすることが推奨されています。
病気に気づいたらどうする
原疾患の治療に加え、降圧薬の減量・増量、変更や追加、食事(食塩量、水分摂取量、蛋白摂取量)をはじめとした生活習慣改善など、きめ細かな対処が必要になります。
出典 法研「六訂版 家庭医学大全科」六訂版 家庭医学大全科について 情報