デジタル大辞泉
「尿蛋白」の意味・読み・例文・類語
にょう‐たんぱく〔ネウ‐〕【尿×蛋白】
尿に含まれるたんぱく質のこと。健康な人でも尿には微量のたんぱく質が含まれているが、一定量以上含まれる場合、腎臓や尿路の障害が疑われる。
[補説]健康な人でも激しい運動や発熱時、起立時などに一時的に尿蛋白が増加することがあり(生理的蛋白尿)、病的な蛋白尿とは区別される。
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
Sponserd by 
にょうたんぱく【尿蛋白】
ふつう、たんぱく質成分は尿中には出ません。けれど妊娠中は全身の血液量が増え、新陳代謝も亢進するため、それをろ過する腎臓にも負担がかかります。こうした理由から、妊娠中は尿中にたんぱくが出やすくなるのです。母子健康手帳(尿蛋白)欄には、問題なし(たんぱくは出ていない)なら(−)、たんぱくが出ている場合は程度によって(1+)(2+)となります。(1+)でもたんぱく量は微量ですし、妊娠にともなう生理的な変化といえますが、高血圧もある場合は、妊娠高血圧症候群も疑われます。
出典 母子衛生研究会「赤ちゃん&子育てインフォ」指導/妊娠編:中林正雄(母子愛育会総合母子保健センター所長)、子育て編:渡辺博(帝京大学医学部附属溝口病院小児科科長)妊娠・子育て用語辞典について 情報
Sponserd by 