デジタル大辞泉
「腎実質」の意味・読み・例文・類語
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じんじっしつ【腎実質】
腎臓の構造は、さまざまな腎臓のはたらきをする実質的な組織である腎実質と、腎実質に囲まれたすき間で、尿路(にょうろ)(尿の流れる道)の一部でもある腎盂(じんう)・腎杯系(じんぱいけい)とに大きく分けることができます。
腎実質は血液を濾過(ろか)し、きれいにするところで、からだに不要な水分と成分を含む尿をつくります。腎実質には、血液の濾過装置である糸球体(しきゅうたい)と、尿成分の調節を行なって、からだのバランスを保つ尿細管(にょうさいかん)があります。
腎動脈(じんどうみゃく)は、腎実質の中で何回も枝分かれして、最終的に丸い糸くずのかたまりのような毛細血管になります。これが糸球体で、ここで血液が濾過され、尿のもとになる原尿(げんにょう)がつくられて、尿細管に流れ込みます。
原尿には、からだが必要とするぶどう糖やアミノ酸などの栄養素も含まれており、必要に応じて尿細管で再吸収されて、血液の中にもどされます。さらに、尿細管の細胞の中では不要な酸がつくられ、尿の中に排泄(はいせつ)されます。こうして、からだの外に排泄される最終的な尿ができます。
1個の糸球体と、それに続く1本の尿細管を1つのユニットとして、これをネフロンといいます。人間の腎臓には、片方だけで約100万個のネフロンがあるといわれています。腎実質は「ネフロンと、糸球体に入っては出ていく血液を運ぶための無数に枝分かれした血管のかたまり」といってよいでしょう。
出典 小学館家庭医学館について 情報
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