腐生生物(読み)ふせいせいぶつ

最新 地学事典 「腐生生物」の解説

ふせいせいぶつ
腐生生物

saprophagous organism ,saprobes

生物死体または排泄物などを栄養源として生活する生物。腐食生物とも。一部には生きている生物体の死んだ組織や,セミタケのように生きている生物(セミのさなぎ)につき,のちそのために死んだ生物に寄生するものもある。軟体動物・棘皮動物・多毛類・腕足類・甲殻類などの底生動物,およびウジ,各種の甲虫(シデムシなど),カラスなど。微生物の場合,動植物の死骸や排泄物などの生命のない有機物を栄養源とする微生物を腐生菌という。特に動物の排泄物の腐植に関係する真菌類を糞生菌と呼ぶ。死体を無機物分解・浄化し,さらに生産者(植物)の栄養源の一部を提供する意味で,生態系における物質循環に重要な役割を果たす。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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