精選版 日本国語大辞典 「腰白」の意味・読み・例文・類語 こし‐じろ【腰白】 〘 名詞 〙① 腰替(こしがわり)の小袖の一種。腰のあたりを白地のままとし、肩と裾を色で染め、ときに刺繍などを加えた小袖。〔武家名目抄(19C中か)〕② 鎧(よろい)、腹巻の類の威(おどし)の一種。色威で衡胴(かぶきどう)下段から草摺上段にかけて白威としたもの。袖や𩊱(しころ)の場合は中白(なかじろ)という。③ 近世の駕籠乗物の一種。網代(あじろ)で張り包んで溜塗(ためぬり)とし、腰の部分を胡粉(ごふん)で白くしたもの。〔随筆・守貞漫稿(1837‐53)〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例