精選版 日本国語大辞典「腰」の解説
こし【腰】

よう エウ【腰】
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
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腰あるいは腰部についての明確な定義はないが、腰椎(ようつい)の高位と考えればよい。腰椎は胸椎の下位に5個あり、その下位には仙骨があって、仙骨は骨盤の一部となっているので、腰椎は脊柱(せきちゅう)の土台といえよう。
腰椎は生理的に軽度の前彎(ぜんわん)を示しているが、強力な靭帯(じんたい)、筋肉によって支持されており、腰筋膜も強靭である。腰椎の運動は屈伸運動がもっともできやすく、左右屈運動もできるが捻転(ねんてん)運動は少ない。ヒトは起立位をとるため腰部にかかる負担はきわめて大きく、とくに腰椎下部に力学的負担が集中的に加わる。そのため、腰椎椎間板ヘルニアは第4―第5腰椎椎間にもっとも多く、脊椎分離症は第4腰椎と第5腰椎に多く発生し、退行性変化である変形性脊椎症も腰椎下部に好発する。これらの疾患は腰痛の原因になるが、そのほかに腰筋痛などもおこりやすい。
このような腰痛の発生は、起立しているヒトの宿命であるともいえる。日常、座位および起立位での姿勢をよくすること、腰部体操などを行って腰部筋力の強化に努めることが必要である。
[永井 隆]
出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報
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