腸管感染症(読み)チョウカンカンセンショウ

デジタル大辞泉 「腸管感染症」の意味・読み・例文・類語

ちょうかん‐かんせんしょう〔チヤウクワンカンセンシヤウ〕【腸管感染症】

細菌ウイルスなどの病原体が口から入り、腸内で増殖し、下痢嘔吐おうと発熱腹痛などの急性症状を起こす病気。コレラ腸チフスパラチフス・細菌性赤痢など。飲食により引き起こされた場合は食中毒とされる。→カンピロバクター
[補説]衛生環境が整備されていない途上国では、子供の死亡原因の上位を占める。日本では、O157腸管出血性大腸菌感染症など新興感染症の集団発生や、渡航者が持ち込む輸入感染症の増加などが問題視されている。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 細菌性赤痢

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android