出典 内科学 第10版内科学 第10版について 情報
日本国内には存在せず、国外から持ち込まれる感染症の総称。海外渡航者が国外で感染し国内に持ち込んで発症することが多いため、旅行者感染症ともよばれる。広義には、国内にも存在するもののおもに国外から持ち込まれるもの、国内にも存在する病原体の変異種として持ち込まれるもの、輸入食品や輸入動物に付着して持ち込まれるものなども含まれる。
日本において報告例の比較的多い輸入感染症として、アメーバ赤痢、A型肝炎、E型肝炎、クリプトスポリジウム症、細菌性赤痢、ジアルジア症、ジカウイルス感染症、チクングニア熱、腸チフス、パラチフス、風疹(ふうしん)、麻疹(ましん)(はしか)、マラリア、レプトスピラ症などがあり、2014年(平成26)に東京都内の公園を中心に流行がみられたデング熱も、海外渡航者によって持ち込まれたデングウイルスが、蚊(か)を媒介にして広がったものと考えられている。
ワクチン接種や予防内服などによって防ぐことができる感染症もあり、海外渡航の際には、渡航先で流行している感染症を事前に確認し、渡航前から対策をとることが感染予防につながる。厚生労働省や国立感染症研究所のウェブサイトでは、海外の感染症発生状況や予防についての情報が提供されている。
[編集部 2018年11月19日]
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(今西二郎 京都府立医科大学大学院教授 / 2007年)
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