膏薬練り(読み)こうやくねり

精選版 日本国語大辞典 「膏薬練り」の意味・読み・例文・類語

こうやく‐ねりカウヤク‥【膏薬練・膏薬煉】

  1. [ 1 ] 膏薬を練り作ること。また、それを業とする人。
    1. [初出の実例]「とうごくにかくれもなきかうやくねりにて候」(出典:虎明本狂言・膏薬煉(室町末‐近世初))
  2. [ 2 ] ( 膏薬煉 ) 狂言。各流。鎌倉上方薬売りが膏薬の効能比べをすることになり、系図を披露するが勝負がつかず、鼻の頭に薬をつけて吸い比べをし、上方の薬売りが勝つ。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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