羽田(読み)ハネダ

デジタル大辞泉 「羽田」の意味・読み・例文・類語

はねだ【羽田】

東京都大田区の地名多摩川河口北岸に位置し、東京湾岸の埋め立て地に東京国際空港がある。

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精選版 日本国語大辞典 「羽田」の意味・読み・例文・類語

はねだ【羽田】

  1. 東京都大田区南東端の地名。多摩川(六郷川)河口の左岸にある。海苔・貝などを採取する漁業集落に始まり、江戸時代幕府直轄地となる。昭和六年(一九三一)羽田飛行場(東京国際空港)が建設された。羽根田。扇ケ浜。

はねだ【羽田】

  1. 姓氏一つ

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「羽田」の意味・わかりやすい解説

羽田
はねだ

東京都大田区南東端にある地区。南は多摩川(たまがわ)、東は東京湾で多摩川河口三角州と埋立地(空港)からなる。古く扇状地の形から扇ヶ浜(おおぎがはま)ともよばれたが、羽田の地名もその形状に関係すると考えられる。漁村として発達、江戸時代はのりの産地として知られたが、1931年(昭和6)飛行場が開かれ、1952年(昭和27)東京国際空港となってから全国に知られるようになった。穴守稲荷神社(あなもりいなりじんじゃ)は江戸時代、商売繁盛の神として信仰を集め、もとは空港内にあったが、1948年、現在地(羽田5丁目)に移され、空港の駐車場に鳥居だけが残されていた。その鳥居も、1999年(平成11)空港の沖合い展開拡張工事に伴い、約800メートル離れた空港内南西部弁天橋近くの空地に移転した。京浜急行電鉄空港線(京急蒲田(かまた)―羽田空港第1・第2ターミナル)、東京モノレールが通る。

沢田 清]


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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「羽田」の意味・わかりやすい解説

羽田
はねだ

東京都大田区南東端,多摩川河口左岸にある地区。江戸時代は幕府の直轄地で,三角州(羽田州)には天保年間(1830~44)幕府の砲台が置かれた。大森-羽田海岸はかつてはノリ,貝の養殖地。今日では京浜工業地帯の一部をなし,工場,住宅の密集地帯を形成している。1931年建設された東京飛行場は東京国際空港となり,長い間日本の空の表玄関であったが,新東京国際空港(→成田国際空港)の開設後は国内線中心の空港となった。JR浜松町駅との間に東京モノレール羽田空港線が通る。

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百科事典マイペディア 「羽田」の意味・わかりやすい解説

羽田【はねだ】

東京都大田区南部,多摩川河口左岸の工業地区。古くは漁村で,沿岸漁業,ノリ,貝の養殖が盛んだったが,埋立地の拡張,水質汚染のため消滅。東京国際空港があり,空港ぎわに穴守稲荷がある。

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