膚浅(読み)フセン

デジタル大辞泉 「膚浅」の意味・読み・例文・類語

ふ‐せん【膚浅】

[名・形動]思慮などの浅いこと。また、そのさま。あさはか。
「―なる詩人は水彩画師なり、空想の子なり」〈鴎外訳・即興詩人

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精選版 日本国語大辞典 「膚浅」の意味・読み・例文・類語

ふ‐せん【膚浅】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) あさはかなこと。また、そのさま。浅薄。膚薄。
    1. [初出の実例]「詞麗而不蔬筍焉、理深而不膚浅焉」(出典空華集(1359‐68頃)一一・演宗講主詩序)
    2. 「先王敬天の義を膚浅なりと思ふ」(出典:随筆・約言或問(1831か)一)
    3. [その他の文献]〔晉書‐荀松伝〕

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普及版 字通 「膚浅」の読み・字形・画数・意味

【膚浅】ふせん

浅薄。清・黄宗羲〔南雷庚戌集自序〕夫(そ)れは宋(濂)・方(孝孺)以後、直致にして曲折少なく、奄奄(えんえん)として氣無く、日に膚淺にる。蓋(けだ)し已に容(まさ)に變ぜざるべからず。

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