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臨川 リンセン

デジタル大辞泉の解説

りんせん【臨川】

中国、江西省中部の県。撫河(ぶが)中流域に位置する。宋の王安石の生地。

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世界大百科事典 第2版の解説

りんせん【臨川 Lín chuān】

中国,江西省の旧郡県名。江西の中東部,贛江(かんこう)の支流汝水(じよすい)(撫河(ぶが))に沿う撫州市がその治所。古来,江西と浙江や福建を結ぶ要衝に当たる。後漢時代,臨汝郡が設置され,三国呉の257年(太平2)臨川郡となる。東晋の王羲之が臨川と呼ばれるのは彼がこの郡の内史だったためである。隋・唐以後,臨川郡は撫州に改められ,州治の附郭県が臨川とかわる。北宋王安石の本籍地として名高く,また明代の劇作家湯顕祖(とうけんそ)も臨川の名を連想させる。

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大辞林 第三版の解説

りんせん【臨川】

中国、江西省中部の県。宋代の王安石の生地。リンチョワン。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

臨川
りんせん / リンチョワン

中国、江西省中部にある撫州(ぶしゅう/フーチョウ)地区級市の市轄区。撫河(ぶが)中流域の東岸に位置する。人口97万0305(2000)。後漢の時代には、臨汝(りんじょ)県とよばれたが、隋代臨川県となり、歴代撫州路、撫州府の治所であった。臨川県は、1955年撫州市を分離したが、1987年にはふたたび撫州市と合併して、臨川市となる。臨川市は2000年撫州地区と合併して撫州地区級市となり、臨川はその市轄区となった。区域は南北に細長い平野からなり、灌漑(かんがい)施設が整備され、二期作水稲、ナタネのほか、ワタ、大豆も産する。また、養豚が盛んであり、スイカ、ミカンなどの果物の産地としても有名である。伝統工業では磁器を産し、紡績、化学肥料、建材などの工場もある。昔から多くの優秀な人材を輩出しているが、とくに宋代の改革派政治家であった王安石(おうあんせき)の故郷として有名である。県内を浙鉄道の支線が通る。[河野通博]

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