臨幸(読み)リンコウ

デジタル大辞泉 「臨幸」の意味・読み・例文・類語

りん‐こう〔‐カウ〕【臨幸】

[名](スル)天皇が行幸してその場に臨むこと。臨御。「式典臨幸される」

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精選版 日本国語大辞典 「臨幸」の意味・読み・例文・類語

りん‐こう‥カウ【臨幸】

  1. 〘 名詞 〙 天子が常の居所を出て、ある目あての所に至ること。
    1. [初出の実例]「凡車駕有臨幸」(出典令義解(718)宮衛)
    2. 「天子の号を許れて山門へ上(のぼ)せられ、臨(リン)幸の由を披露候はば」(出典:太平記(14C後)二)
    3. [その他の文献]〔五代史‐主峻伝〕

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普及版 字通 「臨幸」の読み・字形・画数・意味

【臨幸】りんこう(かう)

行幸する。〔世説新語識鑒〕晉の武、武を宣武場にず。、武を偃(や)めを修めんと欲し、親自(みみづか)ら臨幸し、悉(ことごと)く群臣を召す。

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