自由表面(読み)ジユウヒョウメン(英語表記)free surface

デジタル大辞泉 「自由表面」の意味・読み・例文・類語

じゆう‐ひょうめん〔ジイウヘウメン〕【自由表面】

液体気体との境目となる界面重力のみを受けて静止している場合、水平となる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「自由表面」の意味・読み・例文・類語

じゆう‐ひょうめん ジイウヘウメン【自由表面】

〘名〙 液体と気体の間にできる面。液体が少量であったり細い管に入れられたときは、表面張力のために曲面になる。表面張力の効果を無視すれば重力の方向に垂直になる。海面容器内の液面などが代表的なもの。〔現代術語辞典(1931)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「自由表面」の意味・わかりやすい解説

自由表面
じゆうひょうめん
free surface

液体が,真空または他の混らない流体と接する境界面。重力を受けて静止している液体の自由表面は重力に垂直で,水平面になる。ただし,液体の量が少い場合や,容器の近くでは,表面張力のために自由表面は水平ではなくなる。またバケツの中で回転している水などには,重力のほか遠心力が働くので,自由表面はこれらの合力に垂直な回転放物面となる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android