自腹を切る(読み)ジバラヲキル

デジタル大辞泉 「自腹を切る」の意味・読み・例文・類語

自腹じばら・る

必ずしも自分が負担する必要のない経費などを、自分の金で支払う。身銭を切る。「―・って会社備品を買う」
[類語]手弁当自弁自前持ち持ち出し身銭を切る懐を痛める

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「自腹を切る」の意味・読み・例文・類語

じばら【自腹】 を=切(き)る[=痛(いた)める]

  1. 自分の金を出して支払う。多くは、あえて自分が費用を出さなくてもよい場合に出すことにいう。
    1. [初出の実例]「此節句はどうで、自腹(ジバラ)でも、切らねへけりあ、ならねへと、いふ物んだ」(出典:洒落本・寸南破良意(1775)伴頭株)
    2. 「此の進物も皆これ歌吉が、自腹(ジバラ)を痛めての計略にて」(出典:人情本・恋の若竹(1833‐39)中)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android