臭木の虫(読み)クサギノムシ

精選版 日本国語大辞典 「臭木の虫」の意味・読み・例文・類語

くさぎ【臭木】 の 虫(むし)

  1. カミキリムシ、コウモリガなどの幼虫。クサギなどの木に穴をあけて材質を食べる。子どもの疳(かん)の薬とされた。常山(じょうざんちゅう)。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「七月〈略〉くさぎの虫」(出典:俳諧・毛吹草(1638)二)
    2. 「そなたのわづらひは五疳であらふほどに、あか蛙か常山(クサギ)のむしかを喰へ」(出典咄本・当世口まね笑(1681)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む