臭木(読み)クサギ

デジタル大辞泉 「臭木」の意味・読み・例文・類語

くさ‐ぎ【臭木】

シソ科の落葉低木。山野に生え、高さは1~3メートル。葉は倒卵形で先がとがり、悪臭がある。8、9月ごろ、がくが赤紫色で花弁白い花多数つける。実は熟すと青色で、古くから染料に用いた。若葉食用。くさぎり。 花=秋 実=秋》

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精選版 日本国語大辞典 「臭木」の意味・読み・例文・類語

くさ‐ぎ【臭木・恒山】

  1. 〘 名詞 〙
  2. クマツヅラ科の落葉小高木。各地の山野に生える。幹は高さ三メートル以上になり、樹皮灰色で、短毛が密生した桐に似た大形の卵形の葉を対生する。夏から秋にかけ、枝先に、先端が五裂した淡紫紅色の筒状花がやや密に集まって開く。果実は球形でるり色、古くから「常山の実」といって青緑色の染料に用いた。若葉はゆでて食用にし、材は下駄を作る。葉に臭気があるのでこの名がある。漢名、臭牡丹樹海州常山。くさぎり。くさぎな。

▼くさぎの花《 季語・秋 》

▼くさぎの実《 季語・秋 》 〔本草和名(918頃)〕

  1. 植物こくさぎ(小臭木)」の異名
  2. 植物「はまくさぎ(浜臭木)」の異名。

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動植物名よみかた辞典 普及版 「臭木」の解説

臭木 (クサギ)

学名Clerodendron trichotomum
植物。クマツズラ科の落葉低木・小高木,園芸植物,薬用植物

臭木 (クサギ)

植物。スイカズラ科の落葉低木,園芸植物。カンボクの別称

臭木 (クサギ)

植物。ミカン科の落葉低木,薬用植物。コクサギの別称

臭木 (クサギ)

植物。クマツズラ科の落葉小高木。ハマクサギの別称

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