色の体系(読み)いろのたいけい(その他表記)system of colour

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「色の体系」の意味・わかりやすい解説

色の体系
いろのたいけい
system of colour

色または色彩を表示する体系を表色系といい,光としての色あるいは面色を表示する表色系と物体の表面色を表示する表色系とがある。前者は,精神物理学的な光の混色実験の結果に基づいて構成されたもので,混色系とも呼ばれている。その最も代表的なものは,国際照明委員会 CIEの決めた規則に基づいて構成された CIE標準表色系 (または,XYZ表色系) である。後者は,特定の着色物体,たとえば色票などのような標準となるもの (物体標準) を決め,これらにあらかじめ適当な番号または記号をつけておいたうえで,試料となる物体の色彩をこの標準と比較することによって表示しようとする体系である。これは顕色系とも呼ばれており,その最も代表的なものとしては,マンセルの表色系,F.W.オストワルトの表色系 Ostwald systemなどをあげることができる。前者は,物体標準としての色票を色の3属性である色相,飽和度,明度によって,また後者は,それを色相,黒色量,白色量によって系統的に配列し,それぞれ適当な記号または番号をつけている。 (→色立体 )  

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