色養(読み)しょくよう

精選版 日本国語大辞典 「色養」の意味・読み・例文・類語

しょく‐よう ‥ヤウ【色養】

〘名〙 親に仕える方法一つ。親の命令を受ける前に、その顔色を見て親の気持を推察し、また、いつも愉快そうな顔色をして、心配事のあることを親にさとられないようにし、父母孝養を尽くすこと。
※続日本紀‐宝亀三年(772)一二月壬子「武蔵国入間郡人矢田部黒麻呂。事父母至孝。生尽色養。死極哀毀」 〔晉書潘岳伝〕

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普及版 字通 「色養」の読み・字形・画数・意味

【色養】しよくよう(やう)

親に和らぎつかえる。晋・潘岳〔閑居の賦〕拙きは、以て榮の事につべし。太夫人、堂に在りて、老(るいらう)の疾り。ほ何ぞ能く膝下(しつか)の色(さ)り、(せつせつ)として斗(とせう)の役(卑官の職)に從はんや。

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