デジタル大辞泉 「芋貝」の意味・読み・例文・類語 いも‐がい〔‐がひ〕【芋貝】 イモガイ科の巻き貝の総称。暖海の岩礁に多くみられ、貝殻は倒円錐形で厚く、サトイモに似る。殻表には種々の模様や色彩がある。毒腺のある矢状の歯で、魚やゴカイを刺して捕食する。タガヤサンミナシガイ・アンボイナガイなど。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「芋貝」の意味・読み・例文・類語 いも‐がい‥がひ【芋貝】 〘 名詞 〙 イモガイ科に属する巻貝の総称。螺塔(らとう)はきわめて低く、全体に逆円錐形の殻をもつ。生きているときの褐色の厚い殻をかぶった状態がサトイモに似ていることからこの名がある。体内に毒腺をもち、歯舌を銛(もり)のように用いて魚、貝、ゴカイなどを捕食。これに刺されると人間も死亡することがある。主に熱帯の海に分布し、日本近海ではツボイモ、クロミナシなど約一二〇種知られている。殻は装飾や観賞用にする。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例