芝打長(読み)しばうちなが

精選版 日本国語大辞典 「芝打長」の意味・読み・例文・類語

しばうち‐なが【芝打長】

〘名〙 (形動) 物の端が垂れて地面に触れるほどの長さであること。また、そのように垂れたさま。多く、馬の鞦(しりがい)を鞍の四緒手にかけて結んだ余りがとくに長いさまをいう。しばうちたけ。
曾我物語(南北朝頃)八「大紋指貫に、熊の皮の行縢(むかばき)、しばうちながにめし、連銭葦毛なる馬の五尺にあまりたるに」

しばうち‐たけ【芝打長】

〘名〙 (形動) =しばうちなが(芝打長)
太平記(14C後)一二厚総の鞦の、只今染出たる如なるを、芝打長(シバウチタケ)に懸成し」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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