出典 シナジーマーティング(株)日本文化いろは事典について 情報
… 日本に花火が伝わったのは,1543年(天文12)の鉄砲伝来とともに火薬の配合が伝えられた後であるが,85年(天正13)の夏,皆川山城守と佐竹衆の対陣のとき,慰みにそれぞれ敵陣に花火を焼き立てたことが見えるのが古い記録である。1613年(慶長18年8月6日)に,花火上手(じようず)の唐人が江戸城二の丸で上げた花火を徳川家康が見物したといわれるが,そのころから花火師が現れ,やがて撚花火や線香花火を売り歩くようになった。随筆《飛鳥(あすか)川》には花火売の呼声として,〈花火花火,鼠(ねずみ)手,ぼたん,てん車,からくり,花火花火〉と記しているが,これは江戸時代後期のことであろう。…
※「花火師」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...