芳川笛村(読み)よしかわ てきそん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「芳川笛村」の解説

芳川笛村 よしかわ-てきそん

1843-1920 明治時代の日本画家。
天保(てんぽう)14年9月11日生まれ。豊後(ぶんご)(大分県)に遊学し,広瀬旭荘(きょくそう)の門でまなぶかたわら,帆足杏雨(ほあし-きょうう),平野五岳(ごがく)に入門する。さらに長崎の画僧鉄翁祖門(てっとう-そもん)に師事。大阪で文人画をかいて業とした。大正9年1月11日死去。78歳。大和(奈良県)出身。名は橘。字(あざな)は無谷。別号に葛城山樵,白賁庵。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android