芳川笛村(読み)ヨシカワ テキソン

20世紀日本人名事典 「芳川笛村」の解説

芳川 笛村
ヨシカワ テキソン

明治期の日本画家



生年
天保14年9月11日(1843年)

没年
大正9(1920)年1月11日

出生地
大和国笛堂村(奈良県)

本名
芳川 橘

経歴
幼少から絵画を好み、大阪の叔父・善兵衛の許で画を学び、また書を読んだ。のち豊後(大分県)に遊学し、広瀬旭荘の門で学ぶ傍ら帆足杏雨、平野五岳に入門する。更に長崎画僧鉄翁祖門に5年間ほど師事し、大阪に帰って文人画を描いて業とした。南宗正派を自任し、晩年神戸に移った。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「芳川笛村」の解説

芳川笛村 よしかわ-てきそん

1843-1920 明治時代の日本画家。
天保(てんぽう)14年9月11日生まれ。豊後(ぶんご)(大分県)に遊学し,広瀬旭荘(きょくそう)の門でまなぶかたわら,帆足杏雨(ほあし-きょうう),平野五岳(ごがく)に入門する。さらに長崎の画僧鉄翁祖門(てっとう-そもん)に師事。大阪で文人画をかいて業とした。大正9年1月11日死去。78歳。大和(奈良県)出身。名は橘。字(あざな)は無谷。別号に葛城山樵,白賁庵。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android