芳魂(読み)ホウコン

デジタル大辞泉 「芳魂」の意味・読み・例文・類語

ほう‐こん〔ハウ‐〕【芳魂】

花の精。
「暴風樹を抜く、―尋るに由なし」〈竜渓経国美談
美人の魂。また、魂の美称
「―を泥土して」〈露伴運命

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精選版 日本国語大辞典 「芳魂」の意味・読み・例文・類語

ほう‐こんハウ‥【芳魂】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 花の精。
    1. [初出の実例]「点点後時留艷態、飛飛何処反芳魂」(出典:鳳鳴館詩集(1791‐99)残花)
  3. 美人の魂。また、魂の美称。
    1. [初出の実例]「莫道芳魂招不得、応夜月昭陽」(出典:玩鴎先生詠物百首(1783)宮人墓)
    2. [その他の文献]〔呉師道‐子昂蘭竹詩〕

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普及版 字通 「芳魂」の読み・字形・画数・意味

【芳魂】ほう(はう)こん

香魂。美人の霊などにいう。元・呉師道〔子昂蘭竹の図〕詩 湘娥(しやうが)(娥黄)の、未だ嘗(かつ)てせず 楚客魂、招くべからず

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